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コラーゲンペプチドの皮膚・関節・骨についての機能性研究シンポジウムレポートです。

コラーゲンペプチドの機能性研究 〜皮膚・関節・骨について:2

大阪公演の会場内の様子

3:私たちの最新のコラーゲンペプチド研究について(最近掲載された論文より)

1:皮膚(肌)

コラーゲンペプチドによる皮膚のバリア機能及び保湿性改善に関する論文

●論文概要:新田ゼラチンHPM
http://pdf.irpocket.com/C4977/bSZL/p89i/qJvo.pdf

皮膚バリア機能と保湿性改善に関する研究では、ネズミにPOとOGを食べさせると、肌の水分量(潤い)や柔らかさが改善しました。

メカニズムとしては、活性型ペプチドが肌(真皮層)の線維芽細胞に作用し、ひとつの影響として、肌のハリを良くする遺伝子が活性化することがわかりました。細胞を見てわかったのは、肌の表皮の細胞と真皮の細胞の両方に作用していることです。

コラーゲンペプチドと皮膚

※図はコラーゲン完全バイブルより引用

2:軟骨(関節)

コラーゲンペプチドの変形性関節症抑制メカニズムに関する論文

●論文概要:新田ゼラチンHP
http://pdf.irpocket.com/C4977/XN1V/IvPJ/DVeW.pdf

変形性関節症の発症抑制メカニズムの研究では、コラーゲンペプチド、あるいは、グルコサミンは、軟骨組織に炎症などの悪い影響を与える遺伝子の発現を減少させるということがわかりました。

皆さんの体の中には5万種類くらいの遺伝子があって、1万5千種類くらいの遺伝子が発現しています。その発現している1万5千種類の遺伝子を調べて、コラーゲンペプチドやグルコサミンが細胞のどのような遺伝子の発現に係るのか確認しました。細胞のシグナル伝達と呼んでいますが、細胞のスイッチを入れるような役割りです。コラーゲンペプチド自体が軟骨になるとか、皮膚や骨になるとかではなく、細胞にスイッチを入れるような形で遺伝子の発現を制御していることがわかりました。

これらの実験で、コラーゲペプチド、あるいは、グルコサミンは、軟骨細胞を「若い」状態に保つということが証明できました。

コラーゲンペプチドと軟骨組織

※図はコラーゲン完全バイブルより引用

3:骨

コラーゲンペプチドの骨への作用メカニズムに関する論文

●論文概要:新田ゼラチンHP
http://pdf.irpocket.com/C4977/XN1V/IvPJ/G0w9.pdf

骨への作用メカニズムを調べるために、骨芽細胞を使って実験しました。POを骨芽細胞に与えると骨芽細胞が活性化し、元気になりました。

骨芽細胞の遺伝子を調べると骨を作ることを促進する複数の遺伝子が発現し、Ⅰ型コラーゲンの合成を促進していることがわかりました。今は、破骨細胞に対する作用を研究しています。

骨とコラーゲンペプチド

4:まとめ

コラーゲンペプチドは、現段階では食品機能成分(サプリメント)として摂る事になります。摂ったコラーゲンペプチドは、たんぱく質として全てがアミノ酸に分解されるのではなく、POやOGなどの活性型コラーゲンペプチドとして吸収され、線維芽細胞(皮膚)、軟骨細胞(関節)、骨芽細胞(骨)などの細胞活性化のスイッチを入れる(細胞の遺伝子発現を制御する)というメカニズムが解明できたという論文を3つ紹介させていただきました。

我々の今後の目標は、「どのようにPO、OGが細胞活性化のスイッチを入れるのか」を解明することです。最終的には、コラーゲンペプチドが少なくとも高齢者にとっては7番目の栄養素として認められるように研究を進めたいと考えています。

コラーゲンペプチドとPO/OG

文責:コラーゲンナビ推進委員会 運営事務局 小田義高

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