コラーゲンペプチドと骨についての研究実験をご紹介します。
コラーゲンペプチドのエビデンス evidence.2 骨
![骨とコラーゲン](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg6p8IpuARwBd3X4Dpg_iT1kH0ikR3z6AI5VNCfzU8pZbIItwv59e6jSz4oiw01PSJ92_EkW8sdhT_ZjPQZTF-21q48BGITvCeQrjlcF_Hp23MttyMMLViaxSjBDQ9JsYxKg8hLOiX47ebP/s600/AdobeStock_227711130.jpeg)
骨の代謝を促進し、骨密度の維持・向上や骨質の改善に役立ちます。
人間の骨は加齢とともに、骨の代謝が行われにくくなります。その結果、骨密度の低下や骨質が悪化し、骨の強度が損なわれていきます。「コラーゲンペプチド」は”古くなった骨を壊し、新しい骨を作る”2つの細胞にシグナル(命令)を与え、骨の代謝を促すよう細胞に働きかけ、代謝をスムーズにすることで、骨の状態を良くします。
実験1:マウス骨祖しょう症モデルによる予防効果
![マウス骨祖しょう症モデルによる予防効果](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_C9q6ZEh2rVO1p2-smmIktMC3ASq4aTXqJfhXllhkhP0-d5I6wWd5KNnFm4J2KlmLQuyAhz0tmjl44hM2vnvyNpOS0I5fWPjnQrWFXLVwnNONmMRZDMK5bWM3pQ9SMcWJVFe4oBL_a3o/s600/img_bone01.gif)
3週間にわたり通常の餌を与えたA群と、高リン食を与えたB群、および高リン食+コラーゲンペプチドを与えたC群で、骨密度を比較した。高リン食は骨密度を低下させることがわかっている。グラフから、コラーゲンペプチドを与えたC群は、一緒に高リン食を与えていても、骨密度の低下が抑えられ、高リン食のみでコラーゲンペプチドを与えなかったB群よりも骨密度が高かったことがわかる。この結果から、コラーゲンペプチドによって骨の代謝が促されたのではないかと推察される。
『第3回 日本アミノ酸学会 2009年 学術集会講演要旨集 P67 杉原富人(新田ゼラチン(株))ほか』日本アミノ酸学会より改変して転載
実験結果
マウスの実験により、3週間にわたって、通常の餌を与えた群と高リン食(骨密度を低下させる餌)を与えた群、および、高リン食+コラーゲンペプチドを与えた群で骨密度を比較した結果、コラーゲンペプチドを摂取したC群では骨密度の低下を抑えることができました。
最近の実験では、骨強度の低下が抑えられたという結果もあり、骨密度だけでなく、骨質の改善にも強く関係していると考えられます。
※「コラーゲン完全バイブル」(真野博著、幻冬舎メディアコンサルティング)の内容を改変して転載しています。
まとめ
吸収されたコラーゲンペプチドPro-Hyo(P-O)とHyp-Gly(O-G)は、骨組織内でシグナルとして骨芽細胞、および、破骨細胞に作用し、骨リモデリングを亢進します。