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2つの質問にお答えしながら、最後の章で「自分を褒めると痩せる」しくみをお伝えします。

自分を褒めると痩せる

自分を褒めると痩せる

武藤順子のダイエットレッスンをもとにダイエットをスタートして下さった方から、質問、うれしいご報告、疑問点などを頂きました。反応があるというのは、本当にうれしいことです。ありがとうございます!

2つの質問にお答えしながら、最後の章で「自分を褒めると痩せる」しくみをお伝えします。

質問1

「タンパク質を沢山摂ったところ、食べ過ぎなのか、体重が増え迷走中です。体重60kgの女性で、運動なしだと、具体的にどんな食事がおススメですか?」

回答

この方は、ちゃんとご自身で考えて、タンパク質を増やし、食べすぎかもしれないと、食生活を振り返っています。結果が出ないと、不安になりますが、実はすごくいい状況です。

まずは、ご飯やパンなどのでんぷんですが、毎食、パンだったら食パン1枚、ご飯なら軽く1膳。これはわかりやすいですね。

おやつは糖質低めで、できればタンパク質も一緒に摂れるプリンやチーズケーキ(毎日だと食べすぎですが)。または、糖質量が30g以下のお菓子。糖質量が載っているハンドブック*注1を見ると、意外と沢山あります。

たとえば、甘ーいものが食べたーい!というときは、羊羹。思っているより糖質低いです(メーカーに寄りますが)。一方、わらび餅は、低そうに見えて、意外と糖質高めです。

食事の具体例

朝食:人参(小1本)千切り、目玉焼き卵1つ、ナッツ、パン1枚、コーヒー
昼食:梅干しおにぎり、サラダチキン
おやつ:チーズケーキ
夕飯:お刺身盛り合わせ(サーモン、ぶり、マグロそれぞれ2切れ)ご飯、お豆腐の味噌汁

これで1日のタンパク質は約65gになります。

食材は無限にあるし、予算、好み、地域性などいろいろと関係します。ハンドブックなどを見ながら、あなたの好みのダイエットメニューを是非開発してみて下さい!

目の前にいたら「考えて、行動して、ほんとにエライよ!」と手を取って喜びたいところです。

ダイエット成功までの過程は、こういう感じです。誰かに強制されずに、自分で考え悩む。そうはいっても、ヒントがあればなおいいですね。

ただ、この方、はっきりと「運動なし」と書かれています。笑・・
食事だけだと、体重は落ちますが維持できません。運動のことは次回書きますので、お楽しみに!

質問2

「身体を変えるって、目新しい何かが必要なのではなく、自分自身をちゃんと見ることが始まりだと思いました。ただ、食は自分の感情や無意識が絡まっているから、変える事が難しい。ヒントが欲しいです。」

回答

おっしゃる通り、食は美味しくステキな反面、心の状態と密接に絡み、案外厄介な一面もあります。

いつものパターンから抜け出し、ダイエットにギアを入れる一つのヒントとして、お茶の代わりに「具なし味噌汁」をお勧めします。
作り方は簡単、イワシの粉大匙1杯、味噌小匙1杯、お湯300cc、これを混ぜるだけ。

食事の具体例

これでなぜギアが入るのかというと、お出汁の香りと、タンパク質で気持ちがリセットされるからです。論文があるわけではないのですが、今迄のダイエット指導の経験から、濃厚なお出汁を味わうことで、気持ちがスイーツから離れるのは間違いなしです。

その上この具なし味噌汁には、あと2つの嬉しいオマケがあります。

1つはアミノ酸がしっかりとれるということ。煮干しの粉からアミノ酸が溶け出て、吸収率が高く、内臓の負担も少なくてすみます。乾燥重量100gのうちアミノ酸は65gほど、これはプロテインドリンク用の粉とほぼ同じくらいの含有量です。ダイエット中はタンパク質を増やしたいですね。大匙1杯のイワシの粉のタンパク質量は約3g(商品により異なりますが)。これに味噌のタンパク質が加わりタンパク質がアップします。

2つ目は、ミネラルが豊富に摂れることです。ミネラルとは、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などで、カラダの中の酵素が働く時に必要な大切な相棒です。エネルギーを作る時も、エネルギーを消費する時も、ダイエットのためにも、酵素とミネラルがいい仕事をしてくれます。そして、酵素はタンパク質からできています。煮干しの粉、使えますよ。 材料がシンプルなだけに、臭みのない質のいいもので作るのがコツです。

このダイエットレッスンの神髄を理解して下さり、結果も出ているとのこと、本当に素晴らしい!よかったです。

自分を褒めると痩せる

自分を褒めると痩せる

ダイエットを始めると、とにかく体重を落としたい!体重が減らない!!体重が・・・となるのは当たり前です。しかし、二人目の方が書いていた通り、食を変えるのは難しい。

あせっていると、誰しも自分を客観的に見ることは出来ません。だって、だめなところばかり見えてくるから。

ご飯減らしても、私やせません。
タンパク質増やしたけど、やせません。
ウォーキングしても全然ダメ。

1人コツコツダイエットをしても、結果が出ないと注目もされないし、孤独です。

だから、自分で自分を褒めるんです。

ご飯を減らした私、エライ!
タンパク質を増やして、私がんばってる~
ウォーキングを初めたなんて、天才

褒めすぎることはありません。毎日何回でも自分を褒めましょう。ささいなことでも褒めましょう。

きゅうりのスティックを作った、私すごいじゃないか!

これを続けていると、心がほぐれて、安心感が生まれます。そして、客観的に自分が見えてきます。「ウォーキングしてるけど、速度が遅すぎるかも」とか「タンパク質、計算してみようかな~」など、新たな改善点が見えてくるかもしれません。

心のゆとり、大切です。健康のため、美しくなるために、アクションを起こしたあなたは、心から素晴らしい。もっともっと自分を褒めてあげてくださいね。

注1:市販の糖質ハンドブックでもいいですが、「ライフスタイル見直し」のページの「おもな食品別の糖質・タンパク質量目安表」でも確認できます。

監修

武藤順子先生プロフィール

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