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体が硬い人でも、指だけを動かす「手指ヨガ」で全身で行うヨガと同じ効果が得られます。指によって対応する不調が異なるので、気になった時に行ってみましょう。

不調改善に 体が硬くてもできる「手指ヨガ」

体が硬い人でも、指だけを動かす「手指ヨガ」で全身で行うヨガと同じ効果が得られます。指によって対応する不調が異なるので、気になった時に行ってみましょう。

指だけの簡単な動作で不調を改善

日常生活であまり動かすことのない指をしっかり動かすことで巡りが改善し、不調を改善することができるのが「手指ヨガ」のポイント。
手指には経絡(けいらく)やツボなどが集約され、全身のエネルギーが集まっています。意識的に動かすことで巡りがよくなり、全身のヨガと同じ効果が得られます。

「手指ヨガ」のやり方

(1)背筋を伸ばして胸の前で手を合わせる

足を肩幅くらいに開き、足先を正面にして立つ。いすに座ってもOK。背筋を伸ばし、胸の前で両手を合わせる。2~3回鼻呼吸をしてリラックスする。

(2)指を広げてひじを突き出す

両手を合わせたまま指を開いて、指と指の間をできるだけ広げる。肩の力を抜いたまま、両ひじを外側に突き出す。指先はつけたまま手のひらは離して、鼻から息を吐き切る。

(3)指先をつけたまま手を膨らませる

両手の指先をつけたまま、手のひらの間にボールを抱えるようにして膨らませる。指先だけに力を入れて親指は親指同士など、すべての指で押し合う。指に力が入った状態で、鼻から大きく深く「吸って、吐いて」を5回行う。

(4)不調に対応した指だけで押し合う

下記を参考に、気になる不調に対応した指だけを押し合う。指に力が入った状態で大きく、深く「吸って、吐いて」を5回行う。指を離して腕を下ろし、鼻から息を吐いて上半身の力を抜く。

肩コリには「人さし指」

人さし指の経絡は腕、肩、胸元に通じています。刺激すると肩コリや呼吸器系の不調が改善。バストアップや二の腕ヤセ効果も期待できます。

肌荒れには「親指」

親指を押すと新陳代謝が促され肌荒れや顔のむくみやたるみなどが改善。また、生理不順を始めとした婦人科系の不調にも効果あり。

イライラには「中指」

中指を刺激すると脳の疲れのほか、ストレスや睡眠障害を緩和。さらに脳機能を高めるので、集中力アップや物忘れ防止につながります。

便秘には「薬指」

薬指を刺激すると腸に作用して、自然なお通じが促されます。また、緊張してトイレに行きたくなるストレス性の下痢・頻尿なども改善します。

むくみには「小指」

小指を押すとリンパ節の働きが活性化。体の余分な水分や老廃物の排出を促し、脚のむくみやだるさを改善。足のしびれの改善も期待できます。


監修 深堀真由美先生(ヨガインストラクター・深掘ヨガスクール主宰)

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